"virus"はなぜ「ウィルス」と読む?〜身近にあるラテン語〜
昨今世界を震撼させている、コロナウイルス。
日本でも感染者が増加しており、先行きが大変心配ですね。。。
「ウィルス」。
英語の綴りは"virus"ですね。英語読みだと「ヴァイラス」のようになります。
ではカタカナではなぜ「ウィルス」となるのでしょうか?
実はこれ、ラテン語読みしているのです。
ラテン語は、基本的にはローマ字読みですが、"v"を「ウィ」のように発音します。
そのため、virusを「ウィルス」と読んでいるのです。(ラテン語でvirusは「毒」を新たす単語です。)
他にも、学校で教わる、森鴎外の小説「ヰタ・セクスアリス」は、"vita sexualis"という綴りで、冒頭の「ヰ」はこの「ウィ」に対応しているわけです。
("vita"という単語も、いずれ扱っていきたいと思います。)
こうして見てみると、案外ラテン語は日常の近くにいることを感じられるのではないでしょうか?