言語を楽しむ

言語同士のつながり、単語の由来や覚え方など、語学にまつわるお話を書いてきます!

「デジャブ」の語源はフランス語("déjà" + "vu")〜身近にあるフランス語〜

「デジャブ」とは、「実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる現象」です。(wikipedia

日本語では「既視感」といいますね。

「初めて来るはずの場所なのに、なぜだか小さい頃に来たことがある気がする...」

といった時に使うこの単語、語源は何語かご存知でしょうか?

 

 

見出しにも書きましたが、これはフランス語から来ています。

 

「デジャブ」="déjà" + "vu"

音としては、「デジャヴュ」の方が近いと思います。

 

"déjà"は「すでに」という意味(副詞)。

"vu"は、「見る」という意味の"voir"の過去分詞。

合わせて直訳すると、「すでに見た」ということになります。

 

ここから、「デジャブ」=「すでに見た」→「既視感」となったのは自然な気がしますね。