言語を楽しむ

言語同士のつながり、単語の由来や覚え方など、語学にまつわるお話を書いてきます!

ラテン語とは?

「ラテン」という言葉は「ラテンアメリカ」とか「ラテン系」という言葉で聞くことが多いと思います。これらは「ラテン語」からきています。

しかし、そもそもラテン語とはなんでしょうか?

 

ラテン語」は、ローマ帝国で用いられていた言語のことです。

現在は使われていませんが、フランス語やスペイン語は、ラテン語から派生した言語です。その意味では、ラテン語は今も生きている言語と言えるかもしれません。

 

ラテン語から派生した言語】

フランス語、スペイン語ポルトガル語、イタリア語、ルーマニア語など

 

 

また、なぜローマ帝国の言葉なのに「ラテン語」なのか。

それは、ローマ氏の属する州「ラツィオ州」と関係があります。

ラツィオ」はLatiumという地名が変化した名前で、もともとこの地で使われていた「ラティウム語」が、ラテン語となっているのです。

 

ラテン語は日本語の中にも影響を及ぼしていますが、それも後々見ていきたいと思います。

 

(参考文献:「ラテン語の世界」 小林標著 中公新書